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2024年11月 髙松建設不動産市況レポート

TOPICS プロパティ別キャップレートの長期推移

キャップレートとは、「不動産投資における利回りの指標」の一つで、投資家の「期待利回り」のことを指します。
キャップレートは、不動市況や長期国債金利等金利動向により変化します。
同じ時期であっても、当然ながらエリア(立地)や不動産の種類(オフィスビル、賃貸住宅、ホテル、物流施設など)によっても変わってきます。

ここでは、日本不動産研究所が調査・分析・公表している「不動産投資家調査」よりプロパティ別のキャップレートの長期推移を見てみましょう。

プロパティ別 期待利回り(CAPレート)の推移【東京】

上のグラフは、2006年から24年までのプロパティ別キャップレートの推移を示しています。(東京のデータ:プロパティ別で地域は若干異なります。本調査は年2回実施:19年間×2回=38回分のデータ)。

これをみれば、リーマンショックで大きく上昇(不動産価格は下落基調)し、その後ジワジワと低下(不動産市況が好転)しているなど、概ねどのアセットクラスも同じような動きをしています。
しかし、よくみれば オフィスや賃貸住宅のキャップレートは、比較的市況には流されますが、落ち着いた動きをしており、一方で宿泊特化型ホテル(いわゆるビジネスホテル)はボラティリティが大きいことが分かります。

ボラティリティの大きさはリスクの大小であり、つまり収益性の大小とも言えます。こうしてみれば、安定感を狙う投資(建築)なら、賃貸住宅やオフィス、がいいようです。逆に収益性をねらうなら、ボラティリティの大きいアセットクラスへの投資(建築)がいいのかもしれません。

定点観測データ

Ⅰ 首都圏中古マンション流通レポート

出典:(公財)東日本不動産流通機構

Ⅱ 近畿圏中古マンション流通レポート

出典:(公社)近畿圏不動産流通機構

Ⅲ 中部圏中古マンション流通レポート

出典:(公社)中部圏不動産流通機構

Ⅳ 福岡県中古マンション流通レポート

出典:(公社)西日本不動産流機構 

  

Ⅴ 貸家着工戸数

出典:国土交通省

Ⅵ 金利の推移

出典:財務省住宅金融支援機構

吉崎 誠二 Yoshizaki Seiji

不動産エコノミスト、社団法人 住宅・不動産総合研究所 理事長
早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。立教大学大学院 博士前期課程修了。
(株)船井総合研究所上席コンサルタント、Real Estate ビジネスチーム責任者、基礎研究チーム責任者、(株)ディーサイン取締役 不動産研究所所長 を経て現職。不動産・住宅分野におけるデータ分析、市場予測、企業向けコンサルテーションなどを行うかたわら、テレビ、ラジオのレギュラー番組に出演、また全国新聞社をはじめ主要メディアでの招聘講演は毎年年間30本を超える。

著書

「不動産サイクル理論で読み解く 不動産投資のプロフェッショナル戦術」(日本実業出版社」、「大激変 2020年の住宅・不動産市場」(朝日新聞出版)「消費マンションを買う人、資産マンションを選べる人」(青春新書)等11冊。多数の媒体に連載を持つ。

レギュラー出演

ラジオNIKKEI:「吉崎誠二のウォームアップ 840」「吉崎誠二・坂本慎太郎の至高のポートフォリオ」
テレビ番組:BS11や日経CNBCなどの多数の番組に出演

公式サイト

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