清潔性と機能性を重視した施設計画

多角的な視点でのゾーニングに加え、業務効率を高める動線計画や衛生管理のしやすい設計を徹底。
分かりやすいサイン計画や将来の更新性も考慮し、機能的で持続可能な施設を実現します。

多様な視点でのゾーニング

ゾーニング計画の図

医療施設はいくつもの視点からゾーニング計画をたてる必要があります。機能、衛生、環境、セキュリティなどそれぞれを考慮した最適なソリューションを提案します。

オペレーションに配慮した動線計画

医療スタッフと患者様、そして物品の動線を明確に分離し、交錯を防ぐことで院内感染のリスクを低減します。また、スタッフステーションを起点とした最短動線を確保することで、スタッフの業務効率を向上させるとともに、緊急時にも迅速に対応できる安全で機能的な医療環境を実現します。

衛生と効率を両立するクリーンネス設計

感染対策の基本となる「清潔」を効率的に維持するため、清掃のしやすさに配慮した設計を行います。汚れが落ちやすい内装材や、埃の溜まりにくい巾木の採用など、日々のメンテナンス負荷を軽減。スタッフの作業時間を短縮しつつ、常に衛生的で安心できる医療環境を実現します。

視認性に配慮したサイン計画

高齢者の方も多い院内では、「案内表示」のわかりやすさは患者様への大切なサービスです。大きさ、色、形を吟味し、だれでもひと目でわかるサインを計画します。

将来の事業拡張や変更も視野に入れた設計

将来用設備ルートを確保する図

医療設備は日々進化します。 更新、入れ替え、追加の機会も多く、 また増床の必要性が出てくる場合もあります。髙松建設では、事前に将来配管用のスリーブ※1を設けるなど、 将来用設備ルートを確保。増築も視野に入れた設計を行います。

スリーブ:コンクリートや鉄骨躯体にあらかじめ埋め込んでおく筒状の管のこと、設備配管などを貫通させる為に使われる。

患者様を守る安全性

段差の解消や使いやすい建具など、事故を防ぐユニバーサルデザインを徹底。さらに室内の気圧制御による感染防止対策を講じ、物理的な安全と衛生面での安心を両立させます。

事故を予防するユニバーサルデザイン

段差のないアプローチ、福祉対応トイレや手摺、色分けされた扉、手を挟みにくい壁内引き込みドアなど、医療施設の原則である「患者様にストレスを与えない」を徹底します。

気圧制御で空気を守る感染防止対策

室内の気圧を制御することは感染防止対策のひとつです。抵抗力の弱い患者様を守るためには室内の気圧を高め(陽圧)※2、外部から汚染された空気が入らないようにします。また、感染症等の患者様の室内は気圧を低く保ち(陰圧)※3、病原菌が周囲へ広まることを防ぎます。

陽圧:内部の圧力が外部より高い状態。

陰圧:内部の圧力が外部より低い状態。

気圧制御による感染防止対策の図

常に見守りが届く視認性の高い空間計画

スタッフステーションから病室や廊下への見通しを確保し、死角を極力減らす設計を行います。患者様の転倒などの事故や容態急変を早期に発見できるほか、視認性の高いガラスパーテーションなどの活用により、少人数の夜間帯でも効率的に安全を見守れる環境をつくります。

一分一秒を争う事態に備える救急対応

心停止などの救急時に、医療スタッフや救急カートが最短で患者様のもとへ駆けつけられる広幅員の廊下や出入り口を確保。処置に必要な医療ガスや電源の最適配置に加え、ストレッチャー移動をスムーズにする建具計画により、迅速な救命活動をハード面から支えます。

災害時も医療を継続する堅牢なBCP対策

大地震に耐えうる免震・制震構造の採用に加え、停電時でも医療機器を稼働させる非常用発電機や受水槽を設置。浸水リスクを考慮した重要設備の階上配置など、災害発生時においても地域医療の拠点としての機能を維持し、患者様の生命を守り抜く強靭な施設を実現します。

質の高いホスピタリティで快適性を追求

無機質な印象を払拭する温かみのある空間デザインと、エリアごとの用途に合わせた最適な空調計画。視覚的な心地よさと空気環境の質を高め、全ての利用者に安らぎを提供します。

心地よい光と風を取り込む自然環境の活用

待合室や廊下には大きな窓を設け、柔らかな自然光と外気を取り込む設計を行います。明るく開放的な空間は、患者様の不安な気持ちを和らげる効果があります。また、適切な通風計画により院内の換気効率を高め、衛生的で心地よい療養環境を創出します。

尊厳を守るプライバシーへの配慮

診察室や相談室の防音性を高め、会話漏れを防ぐ遮音構造を採用します。多床室であっても視線を遮る家具配置やカーテン計画を工夫し、患者様個人の空間を確保。治療や療養に専念できるよう、心理的な安心感と尊厳を守るプライバシー設計を徹底します。

清潔で快適な院内を保つ空気環境づくり

クリーンな院内環境を実現するための空気環境づくりの図

埃の低減や院内感染防止のための「空気除菌」はもちろん、医療施設特有の薬品臭や汚物臭を抑える「消臭対策」を徹底。さらに、適切な空気循環による徹底した「温湿度管理」を行うことで、患者様や医療従事者にとって常に快適で、不快感のないクリーンな院内環境を実現します。

癒しと安らぎをもたらすインテリアデザイン

木目調の素材やアースカラーを基調とした配色で、病院特有の冷たい印象を払拭します。ロビーや病室には間接照明を用いた温かみのある演出を施し、まるで自宅のリビングにいるような落ち着きを提供。視覚的な温もりが、患者様の心のケアにも繋がります。

患者様を迷わせない安心の動線設計

初めて訪れる方や高齢者の方でも直感的に目的地へ向かえるよう、シンプルで分かりやすい動線を計画します。受付から診察、会計までの流れをスムーズにし、行き止まりや複雑な分岐を排除。移動に伴うストレスや不安を解消し、安心して利用できる環境を整えます。