TSUGITE 第22号 2024.4月発行

私たち松建設、松テクノサービス、松エステートは各社東西ひとつの会社として、新たな一歩を踏み出しました。各社が体制をより強化し、これまで以上にグループのスケールメリットを発揮して連携を図ってまいります。22号では、3社のトップが、決意や課題、これからについて語りました。
※TSUGITEは松建設で建築いただいたオーナー様向けの情報誌です。WEBでは誌面の一部を公開しています。

PDFで読む

グループ3社の東西合併が完了。 お客様に必要とされる松建設グループであるために

「オーナー様を何より大切に」。
私たちは、1917年の創業当時から、その想いを胸に歩んできました。さらにグループが連携してオーナー様の期待に応えるために、2022年の松エステート東京と大阪の合併に続き、昨年、松テクノサービス東京と大阪を合併しました。

これにより、松建設グループ3社すべてが、東西ひとつの会社となりました。各社、長く東京と大阪で切磋琢磨してきた経験を生かし、ご提供するサービスを水準の高いものへ統一していくことで、グループ全体の質を追求していきます。
新築の建設はもとより、ますます質が問われる、建物の維持や管理。私たちが携わるのは長期にわたって暮らしやビジネスの基盤となる重要な建物であり資産です。
だからこそ、永続的なアフターサービスや親身で丁寧なフォローの徹底、各種点検の充実、市場トレンドやニーズを捉えた提案力で、その責任と使命を果たしていきたいと考えています。
また、建物のプロフェッショナルとしてはもちろん、土地の売買・貸借など、多様化するオーナー様のニーズに合わせて柔軟にお役立ちの幅を広げていきます。
これまで以上に、3社連携による総合力で、そしてこまやかな対話と真摯な姿勢で、まずはしっかりとオーナー様の想いを受けとめ、期待に応え、超えていくことを約束します。

お伝えしたい
  想いがあります。

私たち松建設、
松テクノサービス、松エステートは
各社東西ひとつの会社として、
新たな一歩を踏み出しました。
各社が体制をより強化し、これまで以上に、
グループのスケールメリットを発揮して
連携を図ってまいります。
新たな一歩を、大きな一歩に。
3人の社長たちが、決意や課題、
これからについて語りました。

オーナー様を何より大切に、グループ全体の総力をあげる。
松建設株式会社 代表取締役社長 松 孝年

松建設グループ3社がそれぞれ一つの会社になりました。各社の連携を深めることで、さらにオーナー様の想いに寄り添っていく所存です。何より、私自身「もっと皆様のお役に立ちたい」という気持ちで胸が高鳴っています。あらためて、私ども松建設の歴史において脈々と受け継がれてきた「オーナー様を何より大切に」の精神を胸に、今後も挑戦し続けていかねばと決意を新たにしております。

一つになることで伴走力を上げる

昨今、建設業界を取り巻く状況は複雑化しています。マンションはもちろんオフィスビルや工場、倉庫など、オーナー様の事業も多様化しています。だからこそ、組織をシンプルに、より柔軟かつ迅速に、オーナー様に伴走できる体制の見直しが必要だと考えました。長年培ってきた各社の経験や強みを結集し、統一感をもってクオリティの向上、サービスの均一化を図っていかなければならない。とりわけ多くのオーナー様から寄せられている声でもある、アフターサービス・フォローの改善は最優先課題として捉えています。グループ3社で課題を分析しながら強化を進めていきます。

ブランド力を高めオーナー様に還元する

今後、松建設グループとしてのブランド力を高めることで、これまで以上にオーナー様にご満足いただけるよう励みたいと考えています。松≠フ名の下に3社が同じ視座に立って、事業領域を超えてより意識や情報を共有しあう組織になること。それによりグループのスケールメリットを最大限に発揮する。見据えるのは、建物や資産について何でも相談できる松建設グループ。そんな日本で一番身近な建設会社を目指して邁進してまいります。

ご所有の建物と事業の両面から、先を見通した提案に尽力する。
松テクノサービス株式会社 代表取締役社長 松井 公平

ここ数年、昨年の合併もあり、東西やグループ間の交流・共有も進みました。それにより、オーナー様の事業展開に生かすことのできる改修工事など技術力もかなり向上してきたという実感があります。とはいえ、私たちの事業のベースは松建設が施工した建物のメンテナンス・修繕。オーナー様のお困りごとに対していかにきちんと応えられるか。今後も一層、建物のドクターとして、オーナー様との信頼関係を大切に、対応の質を高めてまいります。

建物の健康状態を効率的に守る

現状、アフターサービス・フォローの強化は急務だと認識しています。オーナー様のご要望に対し意識を高めないといけないのが、日常の維持管理から大規模修繕に至るサイクルの長期的な計画性をもった対応です。適切なタイミングや周期でのメンテナンスの有無によって、建物の寿命や建物の生涯に必要な修繕費の総額に大きな差が出ることがあります。健全な建物状況の維持とともに資産価値を高める改修の実施など、オーナー様の建物と事業の両面を見通した提案を重視していきます。

個々の「察する力」をホスピタリティへ

これからは一人ひとりがより一層「察する力」を養い、オーナー様から求められることプラスαの対応ができるホスピタリティにあふれた松テクノサービスでありたいと思っています。結果「また頼むね」と、いつもお客様に必要とされ喜んでいただける会社を目指します。建物も人と同じく長寿の時代。より長期目線でグループ三位一体となってオーナー様に伴走できるよう、レベルアップに努めてまいります。

オーナー様との関係をより深め、建物管理の質につなげていく。
松エステート株式会社 代表取締役社長 小松 晋治

昨年、松エステートは創業50周年という節目を迎えることができました。ひとえにオーナー様のおかげでございます。2022年10月の東西合併を経て、現在では管理戸数が35,000戸を超えました(※1)。一括借上での平均入居率は99.4%(※2)。今後はマンション管理のリーディングカンパニーへの挑戦≠経営ビジョンとして、さらに存在感を示せるよう成長していきたいと考えています。

企業理念の見直しを組織力の見直しに

私たちが最も大切に考えているのがオーナー様との関係づくりです。実際、オーナー様としっかり意見交換できていると管理も良好です。そのためにも、東西合併でまず着手したのが企業理念の見直しでした。「マンション管理を通じて、我が社と関わるすべての人を幸せにすること」を掲げ、さらに従業員満足に関する項目も加えました。お客様満足と従業員満足の両輪が向上していくことで良い会社になれる。働く社員がやりがいを感じているからこそ、オーナー様に誠実に向き合い、懸命に尽くせる。そうして信頼関係が構築できると感じています。

最後の最後まで使命を全うする

どのような社会情勢であっても円滑な入居付けができる管理会社でありたいと思っています。まずはオーナー様の想いにしっかり寄り添い期待に応える。そしてグループ連携し細やかなアフターサービス・フォローに努め、長い年月を伴走させていただきます。変化するオーナー様のご事情に合わせて、建物買取・売買仲介などの対応も含め、最後まで共に考え、最善の答えを導いてまいります。

※1 マンションおよびテナント・事務所ビルを含めた管理戸数
※2 インタビュー時(2024年1月時点)の平均入居率


「建てる、維持する、管理する。」はもちろん
オーナー様にずっと寄り添う、松建設グループ。

私たちは、松建設が施工した建物の一生に伴走するのはもちろん、多様化するオーナー様のニーズにお応えするためコンサルティングの幅を広げています。不動産の売却・購入、資産の組み換えによる収益性向上など、個人・法人オーナー様の資産全般のお悩みや課題についても手厚くお手伝いいたします。

全国のオーナー様ともっと身近に。
あらゆる地域でグループ力を発揮。

皆様の暮らしのすぐそばで、あらゆるニーズにお応えするべく、組織の再編をすすめ事業のフィールドを広げています。地域密着の強みを大切にしながらもスケールメリットを生かしオーナー様にご満足いただけるよう尽力していきます。松グループのこれからにご期待ください。

全20社でお客様のご要望にお応えします。

全20社からなる松グループは、建築事業、土木事業、不動産事業の3つの事業を柱とする建設業の専門集団です。
近年では、木造戸建て住宅事業、デベロッパー事業、そして建築後の保有・運用などの分野も強化しています。
グループのシナジー効果を追求し、地域のあらゆる皆様の「もの」と「こころ」の幸せに貢献していきます。


建物のある風景 特別編

時代を超えて人々に愛されつづける建物たち。
今号では、私たち松グループの新社屋を紹介します。

松コンストラクショングループ 東京本社ビル

設計監理 : 松建設・青木あすなろ建設 プランテック設計共同企業体施工 : 青木あすなろ・松特定建設工事共同企業体竣工 : 2023年(令和5年5月)構造 : 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、地上18階、地下1階、敷地面積/1,529.71u、延床面積/16,488.64u住所 : 東京都港区芝4丁目8番2号CASBEE(建築環境総合性能評価システム)評価認証A取得

開放感と緑のある心地よい公開空地と高天井ピロティ。ゆとりのある空間を創出し、歩行者の安全や豊かな街並みにも貢献しています。
ピロティを抜けると、大型のデジタルサイネージを設置した受付がお出迎え。

流線形の佇まいが印象的な「松コンストラクショングループ 東京本社ビル」。築50年超の東京本社が、これまで松グループで培ってきた最新技術の詰まった環境配慮型オフィスビル≠ノ生まれ変わりました。昨年5月の竣工から、新たな気持ちで業務に励んでいます。
第一京浜とJR、モノレールに隣接し、ランドマーク性においても立地に恵まれた東京本社ビル。「建設会社の本社ビルとしてふさわしい美しい建物」をコンセプトとして、設計しました。メインファサードには日本初となる設備統合型CCF(クローズド・キャビティ・ファサード)システムのダブルスキンカーテンウォールを採用。フレームレスの高透過ガラスが透明感を演出し、新時代の建設会社を象徴するような柔らかく洗練された外観デザインとなっています。高い断熱性能と遮音性能を確保するとともに、自然光の強さによって自動制御で開閉する電動ブラインドも内蔵。また、自然採光やシーンに応じた照明調光制御を全てのフロアに導入し、機能的で快適なオフィス空間を実現しています。
松グループでは組織経営の基本方針として「トップクラスのホワイト企業への挑戦」を掲げ、東京本社ビルを「多様な働き方の推進」「働きやすいオフィス環境の提供」を実現するための重要な取り組みの一つと位置付けています。多様な働き方を実現し、グループ間や部署内でのコミュニケーションを活性化させることで、生産性を高め、風通しの良い職場環境を目指しています。
ハードとソフトの両面からオフィスの充実を図ること。それはオーナー皆様に、より一層、付加価値を感じていただける提案の拠点として成長することでもあります。私たちグループのこれからにご期待ください。

フリーアドレスやペーパーレスを基本としたこれからのオフィスをカタチに。必要に応じたコミュニケーションスペースの活用で業務の効率とクオリティを追求できる。
最上階(18階)には、来客スペースやオープンスペースを設け、セミナーなど多目的な利用が可能となっている。展望デッキからは東京タワーやレインボーブリッジなど都内の街並みが望める。

掲載内容は2024.4月発行時点のものです。
時間経過による掲載内容の変化は保証できませんのであらかじめご了承ください。
内容についてお確かめの場合は、【0120-53-8101】へお問い合わせください。

TSUGITEの一覧に戻る