松建設の基準

人と資産を守るための強さ。それは建築基準法で定める地震力(※1)を15%(※2)も上回る厳しい設計基準から生まれます。

※1 地震力:地震により建築物などの構造物に加わる水平方向の力
※2 鉄筋コンクリートラーメン構造のみ。鉄筋コンクリートラーメン構造の一部の仕様、鉄骨造、鉄筋コンクリート壁式構造は除く

安全と安心

柱の鉄筋

建築基準法と当社基準の違い
※10階建程度を想定して構造計算した1階部分の柱の形状。

建築基準法と当社基準の違い

柱の耐震性

溶接閉鎖型筋

主筋を巻く帯筋は、一般的にはフック状で引っ掛けているだけです。当社は、継ぎ目を工場溶接してコンクリートを強く拘束。耐震性を大きく向上させています。

溶接閉鎖型筋

囲型帯筋
囲型帯筋

主筋を巻く帯筋は一般的に外周だけに巻く口型ですが、地震時に大きな力を受ける四隅の柱に対して当社は囲型帯筋を採用。柱主筋の変形をさらに防止しています。

梁の鉄筋

梁の鉄筋

耐力壁の鉄筋

耐力壁の鉄筋

耐力壁の開口部補強

開口部周囲には径13mm以上の補強筋を配置。地震時のコンクリートのひび割れを防止しています。

耐力壁の開口部補強

耐久性を高めるため、水セメント比を50%以下に

コンクリートを作るときのセメントに対する水の重量比が水セメント比です。一般的には50〜65%と言われており、水セメント比を小さくする(水が少ない)ほど耐久性が向上します。当社は中性化を防ぐためにセメント量を増やし、水セメント比50%以下という基準を設定しています。

水セメント比数式

耐久性を高めるため、水セメント比を50%以下に
※住宅性能表示制度を取得した場合の劣化対策等級です。当社の標準は記載の等級に相当します。

地震への備え

阪神・淡路大震災が発生した当時、震度6〜7の激震区域内に当社の建築物が108棟ありましたが倒壊・半壊は1棟もなく、階段にひびが入る被害が1件あっただけでした。しかし、より安全・安心な建物を建築すべく社内検証を進めた結果、水平方向のゆれだけで定められた建築基準法に上下方向の揺れを考慮すると15%程度余力が必要との結論がでました。したがって当社は15%UPを標準としています。

「耐震構造とは」

建物が受ける地震力を免震装置を用いて減らしたり、制震装置を用いて吸収することなくその地震力を外力として与え、その建物の構造部材で抵抗するように設計された構造です。

高松建設は、耐震性を向上させるため建築基準法の1.15倍の地震力で設計しています。

数百年に一度程度発生する地震の力(震度6強〜7)でも倒壊、崩壊しないことが建築基準法で定められています。それが耐震等級1です。当社は十分な安全性を確保したうえで、コストやその他の面から標準で建築基準法の1.15倍の地震力で構造設計を行っています。さらに、さまざまな条件やご希望に応じて耐震等級2〜3にも対応しています。

高松建設は、耐震性を向上させるため建築基準法の1.15倍の地震力で設計しています。

配管

選定された配管材料

配管は使用する場所・用途によって耐食性、耐熱性等を考慮し、適材適所に選定します。配管の老朽化、錆の発生などによる取り替え費用の支出を抑えるよう配慮しています。

給水管

■硬質塩化ビニルライニング銅管(SGP-VA)
高層の建物で給水圧力が高い場合に使用します。銅管の内部を硬質塩化ビニルで被覆しており、錆を含んだ水の発生を抑制します。

■耐衝撃性硬質塩化ビニル管(HIVP)
低層の建物や地中埋設部、住戸内部の給水管として使用します。樹脂のみでつくられているため、錆が発生する恐れがおりません。

給湯管

■架橋ポリエチレン管・ポリブデン管(PP)
樹脂からできており、耐食性、耐熱性、フレキシビリティーに優れています。主に住戸内の給湯に使用します。

排水管

■硬質塩化ビニル管(VP)
耐食性に優れ、錆による配管の取り替えが必要ありません。管の内部は滑らかで、摩擦抵抗が小さいため、キッチンからの油を含んだ排水によるスライムの付着が少なく、長年にわたり安定した流量を保持します。

火災による延焼を防止

下階で発生した火災が上階へ延焼しないよう、炎を防ぐ延焼防止機能付き集合管を採用したり、または下階とつながる立管に不燃材のものを使用するなど、建物によって適した方法で対策し万一の火災時に延焼を最小限に食い止めます。

■延焼防止機能付き集合管

延焼防止機能付き集合管
水平方向に貫通する部分には配管に直接、熱膨張耐火テープを巻き付け、火災をシャットアウトします。

■熱膨張性耐火テープ

火災発生時に膨張して貫通部を閉塞し、延焼を防止します。
熱膨張性耐火テープ

快適空間

音環境

集合住宅で大きな問題となるのが「音」です。外部からの音を入れない、外部に音を漏らさない設計が住み心地のよさとなって現れます。当社は業界最高レベルの基準で遮音設計をしています。

当社は業界最高レベルの基準で遮音設計をしています。

当社は業界最高レベルの基準で遮音設計をしています。

照明設備

LED照明
LED照明

エントランス、共用部、住戸内のダウンライトにはLED照明を採用しています。白熱灯や、蛍光灯の照明に比べLED照明は寿命が長く、交換などの手間が省けるために管理における時間が大幅に短縮されます。

LEDは超寿命、省エネ

スイッチ

ワイドスイッチ

センサスイッチ

断熱計画

断熱計画