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倉庫・物流・工場の可能性

2017/11/20

倉庫リノベーションによる土地活用の可能性

以前まで事業の保管機能を担っていた倉庫が、今ではまったく使われなくなり、すっかり“負の遺産”になっているケースも珍しくありません。そうした不良債権化した倉庫は一見すると資産価値がないようにも見受けられますが、実際のところはうまく活用できていないだけかもしれません。近年では「倉庫リノベーション」が流行っており、企業が所有する不動産を有効活用するCRE(Corporate Real Estate)の考え方が注目されています。

アイディアで生まれ変わる寂れた倉庫

近年、倉庫リノベーションという言葉を耳にする機会が増えているのではないでしょうか。倉庫リノベーションとは、倉庫をオフィスや店舗、住宅など別用途の建物に生まれ変わらせること。企業が所有しているものの、寂れて人が立ち入っていないような古びた未使用の倉庫でもリノベーションのアイディア次第でまったく新しい姿へと生まれ変わらせ、利用できるスペースとして有効活用することも可能です。

既存倉庫の形や広さを最大限に利用し、目的に合わせて改良することで建物としての価値を再び生み出すリノベーション。企業が所有する不動産(CRE)における戦略は、現在、多くの企業からの注目を集めています。

日本でも2015年ごろから「SNS映えする空間や物に人が集まる」という一種の社会現象が起きており、InstagramやFacebookなどのSNSを通して事業PRを仕掛ける企業が増加しています。その点で倉庫リノベーションは、そのアイディアが評判を呼ぶことも期待でき、CRE戦略として新たな事業発展につながりやすいと言えるでしょう。


倉庫リノベーションで実現する多彩な土地活用

実際に倉庫のリノベーションを行うことで、どのような土地活用が実現できるのでしょうか。空き倉庫の活用によって事業転換に成功した事例を紹介します。

空き倉庫からオフィスに オフィスとして活用することで、倉庫の広々とした空間を最大限に利用できます。新事業にともなって新たなオフィスを構えるよりも、倉庫の空間を利用してリノベーションするというアイディアです。倉庫は天井が高く、横幅や奥行きが広く取れることが多いので、開放的なオフィススペースを創出できます。
空き倉庫から店舗に 空き倉庫から店舗にリノベーションするケースは、カフェなどの飲食店で多く見受けられます。倉庫の広々とした空間をカフェに再利用することで、魅惑的な空間を演出できます。アメリカ西部をイメージした内装や、ヨーロッパをイメージした空間づくりなど、広いスペースならではの自由なデザインを実現できます。
空き倉庫から施設に 使用しなくなった倉庫を多目的施設にリノベーションするケースもあります。倉庫を音楽系のイベント会場や、貸しスタジオ、フットサルコートなどに生まれ変わらせ、再利用するアイディアです。「スペースマーケット」などの空きスペース貸しサイトに登録するだけで、スペースを借りたい利用者とつながることも可能なため、ネットを通して新たなビジネス展開も期待できます。

上記のように、使わなくなった倉庫に新たな価値を見出し、これまでとまったく異なる利用方法で事業を発展させることは画期的なアイディアだと言えるでしょう。空き倉庫をリノベーションして活用している企業・店舗は、具体的に海外発祥のAirbnb社のオフィスや、ブルーボトルコーヒー、二子玉川にあるカフェ ソウル ツリーなど多数存在します。


倉庫建築の際は将来的な活用も視野に

アイディア次第で新たな事業展開を可能にするリノベーション。もし現時点で倉庫建築を検討している際は、将来的なリノベーションを見据えて設計することがポイントです。現在の事業が将来的に縮小したり中止となったりする可能性や、方向性の転換にともなって倉庫が必要なくなるケースも十分に考えられます。その際に二次利用を視野に入れておけば、すぐに倉庫リノベーションという新たなアプローチで新事業を検討できるでしょう。

将来像をイメージしながら倉庫を建築し、二次利用としてリノベーションをしたり、すでに寂れた倉庫をまったく新しい姿に生まれ変わらせたりするリノベーションは、今後のビジネス展開に多様な可能性をもたらします。倉庫建築を検討している、またはすでに使わなくなった倉庫の活用方法に悩んでいる方は、倉庫リノベーションで事業転換を図ってみてはいかがでしょうか。


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